社会起業家育成アクションラーニング・プログラム

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プロジェクト紹介

実践編では、10チームがプロジェクトを展開しています。各プロジェクトについてご紹介いたします。

(1)音楽レシピ

音楽する人のためのハウツーサイトをつくる

リーダー 赤池美紀
ビジョン 社会ニーズをとらえたソーシャルな音楽家育成を支援する
ミッション 音楽する人の環境を整える
プロジェクトの
内容
音楽家・音大生・音大を目指す人・その他一般の人が、クラシック音楽をキーワードにハウツーを提供したりしあったりするサイトが音楽レシピです。某音大卒業生の約6割が進路未定なのはなぜか、進路未定な音大卒業生は今何をしているのか、フリーランスとして活動するために音大生はどんな準備をしたらいいのか・・など、調査を行うことで潜在的な問題に光をあてます。調査結果からニーズに応じたサービスをつくり提供していくことで、マネタイズを図ります。

(2)ご近所やさい

農家・農業法人と消費者を直接つなぐ、地域密着のサービス

リーダー 清井義文
「ご近所やさい」が
社会にもたらすもの
  1. 農家・農業法人の販路開拓、収入増加
  2. 青果物の買い物難民の解消
  3. 食育(地域コミュニティーに基づいた食育サービス)
事業の特徴
  1. 新たな店舗を作ることなく、使用されていない空きスペースを活用使用されていない駐車場、営業時間外のレストランなどの空きスペースを使って販売
  2. 販売スタッフは、食育に関心があり空き時間がある近隣の主婦、野菜販売に興味がある会社員、学生。基本的に、スタッフは能動的参加
  3. 場所使用料、販売スタッフの活動対価は、全て「野菜」場所提供者には、1日2,000円程度の野菜をお支払。販売スタッフには、1時間当たり販売価格で500円から800円相当の野菜をお支払。当日売れ残った野菜は場所提供者と営業終了時のスタッフで分ける。
現状

第1拠点営業開始:2012年11月27日(火)
販売場所:文京区本駒込6丁目の民家のガレージ
営業日時:毎週火曜日と木曜日13時30分から16時30分

第2拠点営業開始:2013年1月22日(火)
販売場所:文京区本郷2丁目のレストラン「プティ・フール」
営業日時:毎週火曜日17時30分から19時30分
食育イベント実施:2月11日(月・祝)
「バレンタイン 野菜スイーツ教室」
野菜ソムリエ3人とタイアップした野菜を使ったスイーツ教室

Web:http://www.gokinjoyasai.com/
Facebook:http://www.facebook.com/gokinjoyasai
Twitter:https://twitter.com/gokinjoyasai

(3)中小企業と学生のマッチングプロジェクト~Co-Next(コネクト)~

中小企業と学生が出会える場を創出します。

リーダー 瀧田雄介
メンバー 清野絵、平岡聖矢
活動理念 『一人でも多くの学生と中小企業の出会いを創出することを通して社会に貢献する』
プロジェクトの背景
(問題意識)
私は、就職活動を通して多くの学生がなかなか内定を取得できないという状況を目の当たりにしました。ゼミナールや部活動に力を注いできた人も例外ではありません。(2012年 卒業時における進路未定者は25,000人)
しかしながら、企業(特に従業員が300人未満の企業)の有効求人倍率は、3.27倍と高い水準にあり、そのような企業の人事の方のヒアリングによると採用活動は難航しているということが分かりました。
このような「企業と学生のミスマッチ」は、学生や企業にとって逼迫した課題であることはもちろん、人口の減少による労働力不足等の問題を抱える社会にとっても損失になります。以上のような問題意識が本プロジェクトの背景です。
解決手段 解決策のひとつとして、中小企業と学生が出会える場を創るというアイディアを考えています。もう少し詳しく説明すると、既存であるような合同説明会ではなく、数十社の企業と学生が一堂に会し、その場で簡易的な選考(学生が課題に取り組んだり、簡単な面接を行う)を行う場です。
このような解決策を行っていく上で、企業が提供しているサービスや中小企業庁が行っているインターンシップ、地方自治体が行っているジョブカフェ、そしてNPOや各大学のキャリアセンター等が行っている取り組みなどと協力し、良い相乗効果が生まれるような取り組みをしていきたいと考えています。

(4)親子で一緒に「食育子育て」

食べ物を混ぜる~若年成人病の予防まで

育児ストレスの解消及び子どものやる気を利用して「生きる力」をつける  幼少の子どもにとっては、無条件に母親と一緒にいたい大切な時期。ストレス軽減のため、保育園に預けて働きたくなる気持ちは分かるが、収入は後々取り返せるが、子どもとの時間は「その時」を取り戻せない。人生の中で、子どもが母を必要として無条件に寄って来てくれる、5~6年間の貴重な時間を優先に考えてもらうにはどうしたらよいか。
方法 おままごとをやりたくなる時期から、おもちゃでやる代わりに、本物のおやつや食事作りのお手伝いをしてもらう。小さいうちにするお手伝いは、親だけでなく、他人からも褒めてもらえる。⇒自信がつき、もっとやりたくなる⇒どんどん上手になる。
2~3歳 材料を混ぜる、こねるなど
4~5歳 材料を切る
6歳~  ご飯・みそ汁・おかず1品
(参加者の様子に合わせて変更あり。)
対象 ①おままごとを始めた子ども(3歳~?)と親(障害児・国籍問わず)
②小学生~大学生まで
  • 幼少の親子・・・
    汚れるから、危ないからお手伝いをさせない意識から⇒片付けが楽な方法の提案。危なくない料理の方法、褒め方、一つの鍋でいくつものおかずを作る方法
    調味料実験:産地によって素材の味が違う?←分量はあくまでも目安。好きな味を見つける。試食の時間等には、子育ての戸惑いを話すことで解決の糸口を探す。
  • 小学生~大学生まで・・・
    野菜や魚の選び方、買い物の仕方から、料理を作る方法、献立の立て方まで、クイズ等で学びながら考える。産地によって素材の味が違う実験←分量はあくまでも目安。家族の好きな味を見つける。人のことを考え、思いやりを育てる。お菓子作りから、魚をおろす等幅広いジャンルで。

(5)自然と遊ぼう!

人・社会・自然をつないだ、多様性のあるまちづくり

リーダー 西村優子
メンバー 星谷恵美
ミッション このプロジェクトでは、都市生活者が自然に親しみ、さまざまな立場の人たちと一体となれるような場を創造します。それをきっかけとして、ひとりひとりが多様な個性を見つけ、それを自信にしていき、夢や希望を実現できるよう、地域を活性化していくことにチャレンジしたいと思っています。
プロジェクト内容 このプロジェクトでは、自然環境教育活動を通じた社会貢献に取り組んでいきます。具体的には、人格形成に影響を及ぼす幼児期・児童期のお子さんやその保護者の方々に対して、知育の発達を促す木製遊具や製品を暮らしに取り入れることの提案や、五感で楽しむ自然体験教室の実施などのサービスを検討したいと考えています。木育に対する大人たちの理解を深め、そうして育っていくお子さんたちがいずれ社会に出ていくことによって、夢や希望のある豊かな街づくりに貢献していきたいと思います。

※ 「木育」とは、子どものころから木を身近に使っていくことを通じて、人と自然の関わりを主体的に考えられる豊かな心を育て、豊かな未来を創造していく活動のこと。

(6)みんなの人生図鑑ユメナビ

キャリアを中心とした大人の人生を集めた子供のための検索サイト

リーダー ニシヤマチヒロ
内容 「ユメナビ」…WEBプラットフォーム。子どもがキーワードを入力し、自身のロールモデルとなり得る大人を見つけ、その人の人生を見ることができる。その人が学生時代は何をしていて、今はどんな仕事をして、なんのために働いているのかを知ることができる。
「ユメナビワークショップ」…自分のこれまでの道のりや現在について語るWS。仕事について詳しく話してもらい、「それはどんな仕事なの?」「なぜその仕事をするの?」といった質問に答えてもらうことで、社会に存在する仕事や大人に、現在よりももっと多く、詳しく、子どもは出会うことができる。
展開 WEBとWSを並行して進めていく。(予定)

★ユメナビワークショップ★
・企業と子供を結ぶワークショップ。企業へは企業研修の一環として提供する。子供達は憧れの職業・気になる職種の社員と共に、その企業の課題に沿ったワークができる。

(7)More Inbound

日本・台湾・中国における人材採用のプラットフォーム作成

リーダー 野間稔
ビジョン 日本へ世界の高度人材を呼び込むことで、日本を活性化させる
ミッション アジア圏の高度人材が来日し、ファーストキャリアを日本から始められる環境を整備する
プロジェクト内容 日本で就職したい世界の高度人材が、日本にやってきて日本語学習をして、その後に日本企業でのインターンに参加し、その上で就職活動を行い、日本企業に就職する機会を作るというものです。プロジェクトには、高度人材を必要とする企業への聞き取り・ホームステイの受け入れ先・日本語教室開講・インターン先の確保・就職活動を一斉に行う機会・プログラム参加者の募集を行うことが必要です。
展開計画としては、まずは企業への聞き取りを行い、まずは1月に、どのような企業がどのような人材を必要としているのかを調査したいです。そして2月にホームステイ先と日本語教室を行う機会を確保したいです。その上で、インターン先と就職活動を行う機会を確保したいです。これらすべてが整った上で、参加者の必要経費等を決定し、参加者を探しに行きたいです。

(8)木質DIY・コミュニティを通じた国産材需要喚起PJ

商品企画するDIY好きコミュニティと地方製材所をつなぐ

ミッション
  • 国産材の新規需要喚起による林業振興
  • C to Cマーケットの確立による、次世代製造業の可能性探究
  • 地方中規模製材所・木工所の産業支援、技術継承
概要 DIY好きの集まれるコミュニティを形成。コミュニティでリフォーム製品・DIY製品の商品企画をし、地方林業地の製材所で製造。 製造した商品を、コミュニティを通じて販売。マーケットニーズを直接くみ取った商品生産、販売により、新規木材需要を喚起。
事業展開 (1)立ち上げフェーズ
  • コミュニティ形成:DIY系のワークショップを定期開催。ゆるいネットワークをSNSでまとめ、ニーズとターゲットを調査。
  • 商品開発:ワークショップで商品企画等も実施。それを地方製材所で実際に製品化。DIYネットワーク上で小ロット販売開始。
  • 製造拠点の確保:各地の林業地にある製材所と提携、さまざまな種類の木材・技術を調達できる体制を整える。
  • ショールーム開設:東京都内で、古民家にセルフリノベーションを施し、商品ショールームとして開設。ワークショップの開催場所にも利用し、オフラインのコミュニティを強化し、DIYブームを加速。同時に国内林業の問題も発信するスペースとする。
※※ここまでを、ラーニングプログラム中に達成したい。※※

(2)展開フェーズ
  • 不動産情報の取得:DIY可能な物件や、地方の空き家情報をストック。DIYブームのインフラを整える。
  • 拠点拡大:首都圏や地方大都市圏に同様のコミュニティを形成。
  • 消費者意識の醸成:コミュニティに関わる中で日本の森の実態を理解し、危機感を共有した消費者を増やす。より林業振興に働く商品開発や消費行動が促され、日本の林業が活発化。

(9)5年後の日本の食を救え!

輸入食品の「品質担保」と「安定供給」の矛盾を解決する。

PJをやろうと思った
理由と背景
  • 本プロジェクトのリーダーが現在、食品商社に所属しており、輸入食品の品質管理を行っています。海外の食品メーカーへ出向き、数量確保や工場監査をしています。最近、業務の中で、「数年後の日本の食は供給面・品質面ともに安心できる状況ではないぞ』と感じることが多くなってきました。
  • 日本は食料自給率が低く、国民の食生活は輸入食品に多くを依存しています。しかし、輸入食品に対する日本の品質要求は生産国にとって非常に高いのが現状です。近年、途上国の自国内需要拡大や、日本の低価格・高品質要求に対する反発により、数量の確保が困難になってきています。このままでは、近い将来、日本人の食生活が今のまま安全で、十分な供給が続くとは考えられないと感じています。品質を第一ととるか、数量確保を優先させるか、国民の食生活を守るための社会的仕組みを作りたいと思っています。'起業'ではなく、商社が感じている危機感と、もっている情報を何らかの形で無駄なく国民に提供し、5年後、10年後、未来の日本の食を支えたいと考えています。

(10)写真と活字で、みんなの記憶を綴るプロジェクト

遊びを交え、世代間交流や地域の連帯感が深まるプロジェクト。

ミッション 社会的に孤立しがちな方(独り暮らしの高齢者・育児/介護中の女性・外国人など)が、地域社会との緩やかな連携を強化できる「場」を提供します。
ビジョン コンテンツ豊富な文京区だからこそ可能な部分にフォーカスして展開しつつも、他の自治体や今後少子高齢化を迎える新興国に模倣されうるモデルを模索し提示していこうと考えています。
プロジェクト内容 古今東西、時代を超えて多くの世代の人に楽しまれる「写真」と「活字」を核とし、季節の行事や「文京区ならではの資源」をフル活用していきます。
一般的な「自分史作成」と異なるのは、過去を振り返って独りで綴るのではなく、Life is going onということで、現在から未来に向けて新しいことをしながらみんなで綴っていく点です。