若手起業家として知られ、ETIC.理事でもある孫泰蔵氏(株式会社アジアングルーヴ代表取締役)
に、事業を進めるにあたって指針となるプロジェクトマネジメントの講座をして頂きました。孫氏の創業の話も織り交ぜながら、何をミッションとし、人や時間や計画をどのようにマネジメントしていくのかなどプロジェクト進行をあらゆる角度から学ぶ講座となりました。
 <極意編>孫氏の創業期 12:10−13:10
学生だった頃の孫氏が、兄の正義氏やアメリカでヤフーを生んだスタンフォードの学生起業家と仕事をする場面、『普通のやり方で1年かかることを2ヶ月でやる。そんなストップウォッチの世界の中で必要なのは、「これは、いつまでにやるんだ!」という気持ちと覚悟。普通の考え方だとできないことを、「絶対やってやる」という気持ちをもって取り組んだとき、そこから発想がでて、ブレイクスルーが生まれる。自身を土壇場に追い詰めること。これがなければ永遠に知ることのない時間の感覚。進め方の感覚』
事業あるいはひとつのプロジェクトをやり遂げ、さらにチャレンジをつづけるにあたっての孫氏から語られる起業家マインドに、プレイヤーたちは自分たちの想いと呼応したようにじっくり聞き入っていました。 <テクニック編>プロジェクトマネジメント 13:10−15:00
では、実際にプロジェクトを進めていくにあたって何が必要なのか。
顧客や支援者を集め、これまで数多くのプロジェクトの実績を積まれてきた孫氏の方法論は、プレイヤーにとって大変説得力のあるものでした。
大別すると、【プロジェクトの定義づけ】・【スケジューリング】・【実践】という3つを柱にプロジェクトマネジメントのレクチャーをしていただきました。プロジェクトの実践に多くの人は重点を置きがちであるが、まずはプロジェクトの目的や計画を綿密に練ることがプロジェクト成功につながると強調されていました。
また、定義の段階からはじまるプロジェクトマネージャーに求められる資質の説明や、スケジューリングと実践を連動させて会場全体でひとつのガントチャートを作成するなどひとつひとつ具体的に学んでいきました。 グループワークのもとプロジェクトマネジメント実践 15:00−16:30
実際にプロジェクトマネジメントの手法を体験して身につけるため、プレイヤーたちは4〜5人のグループをつくり、おのおののグループでの15分づつプロジェクトMTGをし、その後、4つのグループがプレゼンテーションを行います。各グループとも、熱のこもった議論を展開しながら、手書きのプレゼンテーション資料を作成しました。
このときのテーマは『ある出版会社での社員旅行』というプロジェクト。何をミッションとしたか、時間配分は適切であったか、役割分担はしたのかなど孫氏から各グループに厳しくも的確なアドバイスをいただきました。実際に手を動かし、グループでプロジェクトを形作っていくプロセスを経ることでプレイヤーたちはプロジェクトマネジメントの理解を深めていきました。
孫 泰蔵氏 株式会社アジアン・グルーヴ代表取締役
1999年東京大学経済学部卒業。在学中に、国内最大アクセスを誇る検索サイト『Yahoo!』のコンテンツ開発のリーダーとしてプロジェクトを総括。その1ヶ月後、インディゴ(現アジアングルーヴ)設立。学生企業家、インターネットベンチャーの草分けとして注目を集めている。また、複数の企業の設立や経営を手がけ、ブロードバンド時代の新たなプロジェクトを生み出す計画をたてている。
株式会社アジアングルーヴ http://www.asian-groove.com/ |