アレン・マイナー氏(株式会社サンブリッジ・代表取締役社長)

21世紀は、人類はより複雑になっていく社会問題を解決していかなくてはなりません。これまで政府に依存してきた社会問題を、起業家が事業として解決するスタイルが注目を浴びつつあります。
私はそんな社会問題の解決に積極的に取り組む人達を、日本にもっと増やしていきたいと思っています。そのためには起業家精神を持ったソーシャルアントレプレナーを養わなくてはなりません。

私はいつも、「起業家精神を持って仕事に取り組みなさい」と言っています。

起業家とは、もちろん「新しい会社をつくる人」という意味もありますが、起業家というときに大事なのは、はっきりとしたビジョンと、お客さんや仲間のために自分が何を具体的に貢献するかという明確な目標をもって、事業に取り組んでいることです。
新しい会社だけでなく、大企業や行政など社会のどんな分野においても、起業家精神を持っている人が必要なのです。

社会的問題に立ち向かうソーシャルアントレプレナーは、眠っている資源、潜在する人間のエネルギーを引き出し、既存の組織に依存せずに問題を解決します。大きな組織に期待するのではなく、問題意識を持った人が積極的にみずから解決に当たるのです。

今、一人ひとりの夢と行動力が求められる新しい時代がやってきています。
STYLEを通して、自分の心の中にある自然な思いから自然に行動する、夢と行動力を持ったソーシャルアントレプレナーが、今年も一人でも多く生まれることを心から期待しています。

若い世代の人たちがチャレンジしていくことで、後輩はもちろん、大手企業でつまらない毎日を送っている日本の20年前のエリートたち、上の世代も含めた日本社会全体を勇気付けるようなインパクトに繋がると信じています。

プロフィール:1961年米国ユタ州生まれ。ブリガムヤング大学でコンピュータ・サイエンスと東洋文化を専攻。1986年米国オラクル社に入社。1987年に日本オラクルの初代代表に就任、その後の同社の成長基盤を築く。1996年米国オラクル本社バイス・プレジデントに就任。
1999年に米オラクル退社。同年12月に東京・渋谷にサンブリッジを設立、社長に就任。情報技術(IT)関連ベンチャーのインキュベーター(ベンチャー育成会社)の草分けとして、ベンチャー企業の育成に力を注ぐ。NPO法人ETIC.理事。日本ベンチャーキャピタル協会理事。
株式会社サンブリッジ:http://www.sunbrigde.com/