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企業は、人の幸せのためにある。株式会社イデアインターナショナル 代表取締役社長 橋本雅治氏

「デザインで、ストーリーとオリジナリティのある商品にこだわる。

現在の事業のこだわり、特徴を教えてください。

人が心地よく、しかも愛着を持って使ってもらえるものをつくるために、「デザイン」というものにこだわっています。

デザインというと、アーティスティックなものに捉えられがちですが、機能性のある商品に付加価値を与え、かつリーズナブルな「多様性を持ったデザイン」です。
現在は、「ボーダレス・クリエイティブ・カンパニー」というコンセプトで、オーガニックコスメや、空間デザインなども手がけています。

今、特に注力して取り組んでいることはなんですか。

現在、全社的に特に注力しているのが 「 社会貢献性のある商品づくり 」 です。

社会貢献性の高いものを組み込みながら、デザインで付加価値を与えていきます。たとえば、生活や社会の必要性をデザインするYUEN'TOというブランドでは、「BONBONアクセサリー」という商品をリサイクル材を原材料にして障害者の方々に彼らの創造性を引き出すものづくりを行ってもらってます。

もともとは「廃材を使ったリサイクル商品」という企画でしたが、「障害者の方の仕事にできないか」というアイディアにより、この商品が完成しました。障害者の方の仕事は単純作業が多いですが、ここでは自分で糸を選び、世界で1個しかない商品を創ることができるので、みなさん楽しく働いています。

評判も良く、かなり売れていているんですよ。このように付加価値を与えていくことで、社会貢献性の高いオンリーワンの商品を生み出しています。

イタリアのオーガニック農家とNGOを支援するアグロナチュラや、フェアトレード商品にデザインを付加した「イデアルート」というブランドもこの方向性のなかでのプロジェクトです。

日本一のエクセレントカンパニーの社員は、日本一幸せなのか?

経営者として、どのような信念をお持ちですか?

今14年目に入る当社ですが、最初は会社維持が本当に大変でした。その後売上金額や企業規模が目標となりがちな企業が多い中で「それは果たしてビジョンなのか?」と考えるようになったんです。

新聞にでているエクセレントカンパニーと呼ばれるような会社でも、利益が日本一でも、給料は日本一ではない。業績好調といっても、社員は自分のやっていることに誇りや意義を感じられていないところもある。それは果たして本当にエクセレントカンパニーなのか?そこから、自分たちは、小さくてもいいから、尊敬される会社になりたいと思ったんです。

私たちは、ベンチャー企業として、本来の企業のあり方を提示していきたいと思っています。

企業は、人の幸せのためにあります。その本来の企業の目的を忘れ利潤追求に走り、たくさんの起業家が消えていきました。 ビジネスは、どうやって人を幸せにするかを考えないといけない。そしてまずは自分が幸せにならないと、いいサービス、いい商品なんてできない。そんなことやっていても楽しくもない。関係する人たちが、みんな笑って仕事できることが、一番大切なことです。

社会に対しても一緒です。生産や小売で関わってくれる方々、商品を購入してくださる方々が、心からよろこんで動いてくださる。そんな価値をつくっていくことに徹底すべきだと思います。不当な条件で交渉を迫ったり、自分だったら使わないようなモノをつくったりしても、みんな喜ばないですよね。

わたしたち企業が関わることで、「誰が助かるのか」

イノベーショングラントに期待していることは?

今、NPO、NGOのような志高く活動する動きが増え続けています。その中には「本物」もあるし、そうでないところもあります。「本物」が埋没してはいけない、というのが、そもそも抱いていた気持ちです。「本物」を見つけ出し、社会に発信する作業をすることが、このプロジェクトの大きな意義だと思います。


どのような形でグラントを通じてどのような支援をしていきたいですか?

わたしたち企業が関わることで 「誰が助かるか」 が大事だと思っています。今わたしたちが行っている、外部デザイナーとコラボレートをするTAKUMIプロジェクトならデザイナーの支援ですし、アグロナチュラなら、オーガニック農家とNGO、イデアルートなら社会起業家とフェアトレード支援のために行います。

イデアの社会貢献に対するスタンスは自然体です。出会った人達の中で支援したいと思う人達に対して、商品を共同開発したり、店舗スペースを無償でお貸ししたり、イベントを共済したり、イデアの資源を使ってどのように支援していくかを考え、その人達を応援していくのが、当社のスタンスです。

現在は、当社の社員たちが、自主的に集って、「チーム・バタフライ」という社会貢献アクションの推進チームをつくっています。NPOとの連携などのさまざまな案件はここで揉んで各部署にわたされています。

「思いを行動に移し社会を変革していく」

社会を変えようとしている若き挑戦者たちにメッセージをお願いします。

イデアでは支援したい人達に対してCSR活動だけではなく事業として取り組むことにより継続的な支援をいくつも成功させています。
思いを持っているのなら行動に移さなければなりません。支援したい人達に対してどのように具体的にアクションを起こし継続的な支援が可能かをとことん考えるべきでしょう。

行動力の伴った社会企業家が増えれば社会も変わっていきます。
イデアとしても真剣に社会を変えたいと思う社会企業家に対しては全面的に協力させて頂きます。

        

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